炭水化物とは？？

炭水化物は、生命を維持するエネルギー源として利用される重要な栄養素です！
炭水化物に多く含まれる糖質は１グラム当たり４カロリーのエネルギーを産生します。

通常、優先して脳や神経組織、筋肉などで利用されます。
分解されやすく、速やかにエネルギー源となりますが、長期的に摂り過ぎると中性脂肪になって貯蔵され、肥満や脂肪肝の原因になります。

炭水化物抜きダイエットは、糖質が制限されるため、中性脂肪が分解されやすくなり、体内に蓄積した脂肪が燃焼され、肥満解消に繋がります。


しかし！！！
炭水化物抜きダイエットは、方法を間違えると健康は害する可能性もあります。


炭水化物を抜くことで、どのような危険が潜んでいるのでしょうか？


１．脳の活動を抑制
糖質は「脳」と「筋肉」にとって不可欠な栄養素のため、極端な制限により脳や筋肉に負担がかかります。
脳は糖質が不足してしまうと、活動が鈍くなり思考能力・判断能力の低下や、イライラするなどの症状を起こすことがあります。


２．生活習慣病のリスクを高める
「脳」はエネルギーが不足すると、カラダが飢餓状態になったと判断し、わずかな食事でも脂肪を蓄えようと働き、私たちのカラダは脂肪を溜め込みやすい体質に変わっていきます。
また、炭水化物には、整腸作用のある食物繊維が含まれており、炭水化物を抜くことで腸内環境が乱れ、便秘などの原因になります。
さらに、炭水化物を抜いた分のエネルギーをタンパク質や脂肪で補う必要がありますが、タンパク質の過剰摂取は代謝を担う肝臓や腎臓に負担がかかり、肉類や乳製品の過剰摂取は飽和脂肪酸を増やす原因となります。その結果、脂質異常症や心疾患などの生活習慣病のリスクを高める原因となってしまうのです、


３．筋肉の分解促進
筋肉は常に分解と合成を繰り返しており、エネルギーが不足すると、自らを分解します。そこで生じたアミノ酸である「アラニン」は肝臓に運ばれ、糖新生によりグルコースに変換され、全身のエネルギー源となります。その後、タンパク質の補給を行わないと、急速なタンパク質の崩壊が発生してしまい、筋肉の分解を促進させてしまいます。筋肉量が減少すると、代謝が落ち痩せにくいカラダになってしまうため、注意が必要です。


炭水化物に含まれる糖質は、体内で水分と結合しやすい性質があるため糖質を控えることで体内水分量が減り、むくみの改善につながり、比較的短時間で見た目に変化を出したい場合には適していると考えられます。
実際に、体内水分量や筋肉が減少するため、見た目に変化が出て「痩せた！！！」と感じるかもしれません。しかし、脂肪は大きく減少しておらず、基礎代謝も落ちてしまうため痩せにくいカラダへと繋がってしまいます。



ダイエットを通じて、長く健康を維持していきたい場合は、体重を減らすよりも脂肪を減らすということを心がけましょう。
そのためには、正しい知識を持って自分に合っている方法を行うことが重要です♪♪


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